TL;DR
千葉・幕張メッセで行われたAWS Summit Japan 2025 の参加記録です。
個人的振り返りとなっています。
Xの個人的な投稿をまとめています。
AWS Summit Japan 2025(6/24-27、幕張メッセ)参加記録
- 事前準備: 佐賀から前泊で千葉入り、九州JAWS-UGメンバーとの非公式前夜祭を開催
- Day1: 基調講演で前方席確保(18列目)、AWS Japan白幡社長・AnthropicのClaude日本展開発表など。ブース巡りとコミュニティ活動に注力
- Day2: Press席2列目で基調講演参加、Neptuneセッションや新生アーキテクチャ道場を聴講。偶然の縁でJAWS-UG事務局インフラサポートが決定
- Day3: AWS User Group Leader Meetup参加、JAWS-UG佐賀の今後の活動計画(11周年3Days開催)を発表
主な収穫:
- Face-to-Faceでの新たな出会いと交流
- AWSデータセンターVR見学体験
- 地方支部(JAWS-UG佐賀)としての存在感アピール
- コミュニティ活動の継続・拡大
毎年恒例のHUB海浜幕張店での交流も含め、技術とコミュニティの両面で充実した4日間でした。
Day0
初日の基調講演を前方列確保するべく前泊で千葉に向かいます。
10時30分佐賀駅発、佐賀空港行きのバスに乗り込む。(しばしのお別れ ブラックモンブラン🍦)
12時10分佐賀空港発、羽田空港行きの飛行機に乗り込む。
出発の遅れがあり、12時30分発になったものの無事に羽田空港に到着し、
羽田空港から幕張のホテル地区にも訪れるバスに乗り込む。
AWS Summit Japanは平日に開催されるということもあり、
すでに九州から前乗りしている方に遅れること10時間余り、
幕張地域へと足を踏み入れる。
初日はというと、九州でAWSのUser-Group(JAWS-UG:じょーずゆーじー)を運営しているメンバ間で九州から参加している他の人、九州に関わりがある人を中心に交流する機会があればいいなと企画していました。
ちなみに九州でJAWS-UGを活動しているメンバは地域を超えて協力することも多く、
今回はAWS Summit Japan 2025に向けて、九州キャラバンと銘打って毎週勉強会をしていました。
🚗 JAWS-UG九州キャラバン 〜road to Summit 2025〜
JAWS-UG九州の各支部が連携して開催するキャラバンイベント!
AWS Summit 2025(6月開催)に向けて、九州でそれぞれの特色を活かした勉強会をリレー形式で実施します。
各地での開催を通じて、九州のAWSユーザーのつながりを深めましょう!
キャラバンスケジュール
✅ 5/24(土) JAWS-UG 福岡 in 北九州 Amazon Q Developer ハンズオン
✅ 5/31(土) JAWS-UG 佐賀 AWSでLet's Play!気軽に楽しむ生成AI
✅ 6/7(土) JAWS-UG 大分 今だからこそセキュリティを振り返ろう!
✅ 6/14(土) JAWS-UG 熊本 AWSで生成AIにふれてみよう!
🏁 6/25(水)-26(木) AWS Summit 2025(東京) イベントページ
上記のイベント後は、HUBに移動し初日を終えます。
HUBに人が集まる理由はCash Onであることから、
時間が経過するにつれ人が増えていく状況の中、
所謂幹事を置いてしまうと最早収集がつかなくなることから多用されます。
Day1
会場である幕張メッセに隣接するアパホテルに宿泊していたため、
移動はアパホテル2階渡り廊下直結から直接行きます。
ただし朝が早いと、幕張メッセ側でドアが閉じられているため、
入館および受付するためにはメイン入口前に行く必要があり、
渡り廊下を一度降りなければなりません。
メイン入口では、すでに長蛇の列ができていて注目度の高さが言えるかと思います。
8:30開場予定でしたが、小雨が降ってきたことが影響してか、長蛇の列ができたことが影響してか8:20には開場しました。
開場後、受付手前でたしか2年前から基調講演の指定席券と昼食に無料配布する弁当引換券が一緒になったチケットを受け取ります。(3年前は列ごとにオペレーターの方が案内して一斉に座る形式だった記憶があります)
受付は事前に登録したマイページに表示されるQRコード(スマートフォンならスクリーンショットでも可、事前印刷しても可)を読み取り機にかざして、名刺を2枚提示し、首から下げるものを受取ります。
受付後はブラックボードに各々の会社名、組織名を書いたり、
1人1本まで無料で取得可能な水、お茶等の500mlペットボトルを受取、
ホール7から基調講演が行われるルームA-Cのエリアに降りていきます。
(初日参考)ヌーマン
ホールは階段 or エスカレーターで降りる必要がありますが、
ここでエスカレーターから降りていくときがワクワクしますよね。
肝心の場所はというと、ステージ中央のC列ではあったのですが、
PA(Public Address) と思いますが、中央に設置された機器管理の手前、18列(最後列)でした。
今年は、列に並んでいたとしても順番に配布されていないようでした。
ここで前日入りしていても出会えなかった方、当日朝入りした方と、
挨拶をしたり談笑したり時間を潰します。
9:00からDJとVJによる10:00の開演まで演奏が始まります。
基調講演は、AWS Japanの社長 白幡さんから始まり日本企業はDXに遅れがちと白幡さん自身も思い込んでいたものの、トップ会談や実際の取組みから遅れてはいないのではないかという考えが変わったことがシェアされました。
続いてAWS バイスプレジデントのラハールさんから主に生成AI周りに関するAWSの投資(GPUインスタンス、チップ)の話が行われました。
そのあとはAnthropic上級副社長のケイトさんから、Claudeを日本で展開するに当たり、
どういったポイントに着目しているのか、日本(東京)オフィス開設予定の話がありました。
そのあとは三菱電機の取り組み、LayerXの取り組みがシェアされました。
初日は、パートナー向けの招待コードを持ってしても申し込み時には満席になっていた、
AWS JAMが取れなかったので、ひさしぶりにブースを周ることに重きをおいて色々見ていました。
また、昨年同様コミュニティブースに立って一般参加でまだJAWS-UGをご存知ない方に向けて、
紹介していました。
既に登壇したことがあるものの他に支部があることを知らずに興味を持つ方や、全く知らない方までいろいろな属性の方がいるなといつも思います。
色々ブースを回ってみて話を聞いていたのですが、今年は思っていたより収穫がなかったというのが感想です。
自分自身の言語化、質問力の問題でもあるかと思いますが、多くは聞いたことがある機能が占めていたり、エンジニアロールの方がすでに別の方に話をしていたりとなかなか話す機会が作れなかったことが挙げられます。
AWSのデータセンターをVR(Meta Quest)を使って見学する体験はよかったです。
昨年も体験して、従来はAWS社員でも場所すら知らないと言われるデータセンターを覗けるのは、
とてもいい体験です。
クラウドも結局はどこかで物理システムは必要としており、物理である以上、
消火設備を始め、様々な災害を想定した構成にする必要があります。
そういったことをVRではありますが、目にすることでAWSのWebサイトに書いてある字面だけではなく、視覚的にインプットされることはとても大きな体験です。
また今年のJAWS FESTA 2025 in Kanazawaの実行委員にも参加しているので、
これまで一度オンラインで顔合わせをしましたが、実際にオフラインの場で顔合わせするのも、
自分がコミュニティブースにこれるタイミングで参加するという形でブースに行っていました。
夜は、所属企業でDatadogを利用開始したこともありDatadogのイベントに参加してきました。
初日で、ブース立ち寄り(≒ノベルティ配布)でスキャンした人数が 7,000名にも登るようで、
2024年でトップスキャンを獲得し、2025年も獲得を狙っているということでした。
会場は、アパホテル隣のホテルニューオータニ幕張で、提供される食事が美味しかったです。
その後は、懲りずにHUBへ移動しました。
HUBでは前日に比べて、人の数も段違いに多かったです。
そこでは偶然の交差、初めてお会いする方も多く発生します。
Day2
前日の反省から30分間前倒しでメイン入口に移動しました。
それでも人は既に並んでいます…初日に受付している場合は、再度受付は不要なため、
前日同様にブラックボードに書いたりしました。
(2日目参考)ゴリットくん
そこで偶然にも、居住している佐賀の地場企業から参加している他の方たちと会ったので、
交流し、基調講演会場に移動しました。
2日目は早めに並んだおかげもあって2列目となっていて、2列目がどこかわからなかったですが、
案内してもらい、Press(報道関係者)席の2列目だとわかりました。
幕張メッセでのAWS Summitの参加は4回目(2019年、2023年、2024年、2025年)ですが、
初めて机がある席となりました。
基調講演では、AWS Japanの巨勢さんからAWSのテクノロジーに関する内容のシェアでした。
途中で気付いたのですが、これらテクノロジーの話は過去にre:Inventでもあった内容で、
何度か聞かないと気付けないなと痛感しました。
そのあとはドワンゴの夏野さんからこれまでの取り組みとこれからの取り組みについて話があり、
NTTドコモの鈴木さん、Amazon Japanの渡辺さんからそれぞれシェアされました。
ソニー・ホンダモビリティの高倉さんからAFEELAの話もありました。
最後は、AWS Japanの山内さんからAI-Drivenでビルダーがビルダーらしくあるべく形をなすために活用できるものは活用しようというメッセージだと勝手に受け取りました。
Day2はセッションを聞こうと思い、Neptuneなど普段アップデートを疎かにしているサービス周りの最新情報を伺っていました。
グラフDBのopenCypher規格はなんとなく想像がついていましたが、RDFやOne-Graphといったことが聞けたのはとてもよかったです。
あとは新生アーキテクチャ道場も聞きました。
これまではテーマに沿ってパネルディスカッション形式で、モデレーターが進行しつつ、
SAの方々が構成を考える形式でしたが、今回からは実際にあった事例を元に、
どういった構成にしたのかをまとめていました。
そのあと、最後にコミュニティブースに立ち寄って、
話をしているときに、偶然(?)私の現在の所属企業がヌーラボであることが伝わり、
JAWS-UGでもBacklogを使っているものの、いまいちクラシックプランから移行したものの、
使い方が浸透していないということで、JAWS-UG事務局インフラのお手伝いに入ることが決まりました。
Day2は、小さくグループを組んで居酒屋で過ごした後はHUBへ。(懲りないな)
2日目のHUBは若干、若干少なかったですが、それでも人は多かったです。
そのあとはアパホテルに戻り、1Fの缶詰バーに立ち寄って終わりました。
Day3
AWS User Group Leader Meetupという形で、JAWS-UGで各支部を運営している方、
Amplify UG、AWS Startup Meetup運営の方、AWS Heroes, AWS Community Buildersなどの認定を受けている方、AWS Japanの社員でCommunity活動に協力いただける方、AWS GlobalでCommunity Programに関わっている方が参加するクローズドなイベントに参加しました。
海浜幕張駅から東京駅まで移動して、受付をぱぱっと済ましてランチを近くのコメダ珈琲で。
イベント自体は、AWSがコミュニティに提供していることのシェアや、
JAWS-UGにも大規模なイベントを運営するための事務局機能を備えており、
活動内容のシェアと、オンライン・ハイブリッドイベントで裏方として活動している配信部の内容などがシェアされました。
そのあとは交流会です。
最後の恒例行事となっている各支部の今後の計画案内ではロマンシング佐賀について触れました。
2024年度の10周年イベントでは、佐賀県の企画課長などのアポイントも取れていたのですが、
時期的に佐賀県立博物館の展示が終了を迎え、なくなく諦めた経緯があるので、
2025年度の11周年イベントでは、3 Days で開催をやりたいことを言ってきました。
そのあとは、過去に自分が住んでいた大井町にある、佐賀の日本酒がずらっとあるスタンディングバーに行きました。
ちらちらきこえるのは、「初めて来ました」「佐賀、日本酒なんですか?」など佐賀のポテンシャルを感じました。
交流ノートにも6/27に書きましたが、今年はゾンビランドサガの映画が公開されるので、
ぜひ聖地巡礼として佐賀に来てください。
まとめ
今年もSNSでアイコンはみたことあれど、実際にFace-to-Faceでお互いに認識できていない人とも出会う機会が生まれたことはよかったです。
自分の場合は、アイコンを見せると「あー」と言っていただくケースが多いので、
多少知られているのはよかったです。
JAWS-UG佐賀という長崎が休眠に入りつつある現在、最西端で活動している地方支部で、
アクセスは良くないところではありますが、今後もSNSでチェックしてくれると嬉しいです。
さいごに
AWS Summit Japanの開場が年々早くなっているのは何か改善あるんですかね?
今年は8:30開場に対して、8:00にアパホテルを出て、200名ほど既に一般で並んでいたり、
7:30にアパホテルを出て、50名ほど既に一般で並んでいました。
AppleのiPhone新作発売の感覚ではあるのですが、毎年続けると、
もう朝が6:00から出ないといけないとか、カオスになりそう。
また、この期間、所属企業のサービスおよびキャラクターのステッカーを、
受け取って頂いた方々ありがとうございました。
なぜか私にステッカーを大量に社内から頂くので貯まる一方でしたが、
この期間内に多くの方々が受け取って頂くことでだいぶ精神的に安定しました。
この場を借りてお礼申し上げます。
さて、本日は午後に佐賀へ帰るので、一旦はここまで書いてアップします。
(2025/06/28 12:30)
一旦、10分ほど空港で時間が取れたので更新しました
(2025/06/28 21:17)
ブラックボードの写真など追加しました
JAWS-UG佐賀では、いつでも参加をお待ちしています。
運営に興味がある方はお気軽にお問い合わせからご連絡ください。
主に、Discordの運営ロールを割り当てて、
Backlog、Cacooを使ってコミュニケーションを取っています。
佐賀外の支部との連絡を取る手段でFacebook Messengerを使い場合もあります。